近年会社においては「IT化」が叫ばれ続けています。
AI技術の登場もあり、今後もあらゆるものが「IT化」していくでしょう。
ただこの「IT化」について「具体的にはどういうものなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事ではこの「IT」について初心者の方にもわかりやすく説明します。
目次
「IT(Information Technology)」とは?
「IT」とは「Information Technology」の略で、コンピュータとネットワーク技術の総称のことです。
多くの場合「IT化」という言葉で使われますが、この「IT化」というのは、コンピュータとネットワーク技術を駆使した従来までのやり方の効率化を意味します。
「IT化」とは?実際の例で確認
近年の情報技術の発展に伴い、身近における様々なものが「IT化(効率化)」されています。
いくつか例をみてみましょう。
紙からデータへのIT化
「IT化」の1つのキーワードになっているのが「ペーパーレス化」です。
日常の中で紙を使っている作業の多くが「IT」によって効率化できるとされています。
勤怠管理のIT化
近年では、従来紙で行われることが多かった勤怠管理の「IT化」が広まっています。
仮に勤怠管理を紙で行っている場合、毎日何時に出勤・退勤したのかをいちいち覚えておいて書かなければならず従業員の負担が大きいです。
この勤怠管理に関してICカードを活用し、かざすだけで自動的に打刻をすることができるようにして従業員の負担の削減を行うことも「IT化」の一例になります。
名刺のIT化
最近流行っているのが名刺のペーパーレス化です。
名刺を電子データにすることで、
・かさばらない
・名前や会社名で検索できる
・いつ会ったのかがわかる
などの様々なメリットがあります。
議事録のIT化
会議における議事録も紙ではなく、他の社員に提供がしやすいようにPCを使ってデータで取る機会が増えています。
また近年では音声解析によって、話した内容をそのまま文字起こしする技術の導入もされてきています。
業界別の「IT化」
もはや「IT化」がされていない業界はないといえるほど様々な分野の業界で「IT化」が行われています。
いくつか例をみてみましょう。
音楽業界の「IT化」
音楽業界においても「IT化」は避けられないものになっています。
まだ「IT化」が進んでいなかった頃にはレンタルショップまで足を運んでCDを購入するのが一般的な流れでした。
しかしネットワークの発展に伴い、オンライン上で音楽データの購入ができるようになったことで、わざわざお店まで足を運ぶという手間がなくなり、家にいながら音楽の購入が可能になっています。
自動車産業の「IT化」
自動車産業における「IT化」の1つには「カーナビ」の搭載が挙げられます。
まだIT技術が発展していなかった時代には、目的地まで辿り着くためには地図が必須でした。
ただ運転しながら地図を見ることは難しいため、出掛ける前にあらかじめどこを曲がるかなどを念入りにチェックしておかなければならず、多くの労力がかかっていました。
しかしネットワーク技術の発展に伴い「カーナビ」が登場したことで、目的地までのルートがわからなくても「カーナビ」に目的地をセットさえすれば容易に到着することが可能になっています。
農業の「IT化」
近年農業分野における人手不足が問題になっています。
ここで注目されているのがAI技術を駆使した農業の「IT化」です。
この農業の「IT化」は「スマート農業」とも呼ばれており、例えば葉の色をAIが解析して、収量の予測をしたり必要箇所にだけ除草剤散布をするといったことが実現されています。
「IT」のまとめ
ここまで「IT」についてみてきましたがいかがだったでしょうか?
簡単にいってしまえば、コンピュータ技術の総称が「IT」で、その技術を使って効率化をしようという考え方が「IT化」といえるでしょう。
最後に「IT」についてまとめておきます。
「IT」とは「Information Technology」の略で、コンピュータ・ネットワーク技術の総称を意味する。
ペーパーレス化のような「コンピュータを用いた効率化」のことを「IT化」という。
農業におけるAIの導入など、近年では様々な分野でITが活用されるようになっている。
以上、「IT」の解説でした。