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エクセルの$(ドルマーク)の意味と使い方を初心者向けにわかりやすく解説!

絶対参照

エクセルで非常によく見かける「$」

 

この$をなんとなく使ってしまっているという方も多いのではないでしょうか?

 

実は$はとても重要な記号で、曖昧な理解のまま使ってしまうと大きなミスにも繋がる可能性が。。

 

$をしっかり使いこなせれば関数を利用する際などにとても役立ちます。

 

今回はこの$の使い方を例文を用いながらわかりやすく解説します。

 

 

$マークは「絶対参照」をする際に使用される記号。

$はセルの参照において「絶対参照」をする際に用いられる記号です。

 

セルの参照 = セル同士の掛け算などでセルを選択すること

 

この「セルの参照」には全部で4パターンあり、$の数によって名称が変わります。

 

A3 相対参照
$A$3 絶対参照
$A3 複合参照
A$3 複合参照

 

$を理解するためにはそれぞれの参照の違いを理解することが必須です。

 

まずは相対参照と絶対参照の違いをみていきます。

 

相対参照は「ずれる」、絶対参照は「ずれない」

絶対参照は言葉ではなく実際の使用例で理解する方が覚えやすいです。

 

実例でみてみましょう。

 

以下は税抜き価格に税率をかけて、税込み価格を出力するという例です。

 

 

ここではAという商品に対して税率をかけて、C7のセルに税込み価格を出力しています。

 

こういったケースでBやCの商品に消費税をかけようと思って、セルの関数を下にコピーする機会は多くありますよね。

 

この関数のコピーをする際に、コピー元のセルの参照の指定方法によって結果が大きく変わってきます。

 

 

絶対参照を指定した方が正しく結果が出力されているのに対して、相対参照の場合は結果がおかしな結果になっていることがわかります。

 

相対参照の結果がおかしくなっている原因

相対参照をしたセルをコピーした際の関数は、

B7*A3

B8*A4

B8*A5

となっています。

 

 

 

 

A3の税率の参照をするはずが、A4、A5のように1つずつずれて、

税抜き前価格 × 空白

税抜き前価格 × 文字

という計算になってしまっていることがわかります。

 

このように計算がおかしくなってしまった理由は「相対参照はコピーしたセルの動きに合わせて、参照していたセルも移動するため」です。

 

相対参照でどのように動くのかは、セルのコピーを可視化してあげるとだいぶわかりやすくなります。

 

今回のケースではC7→C9とコピーしています。

 

つまり縦のコピーでアルファベットのみの変化です。

 

このようにコピーの際にアルファベットが変化している場合、コピー時に相対参照で指定されているセルのアルファベットも同様に変化します

 

その結果1つずつアルファベットが変化したことで、税率と関係のないセルを指定してしまい、計算がおかしくなってしまっていたというわけです。

 

絶対参照の場合

では絶対参照の場合はどうなっているのでしょうか?

 

こちらも出力された関数を確認すると、以下のようになっています。

 

 

こちらの例はA3が変化せずに、正しく税率が指定されています。

 

これはアルファベットの前についている$が関係しています。

 

エクセルの$は「絶対に動かさない」という意味。

$は絶対参照とも呼ばれますが、わかりやすく言い換えれば「絶対に動かさない」という意味です。

 

$を使うと、$が前についたアルファベットや数字はコピーをしても変化しなくなります。

 

今回の例ではセルのコピー時にはC7からC9へと数字が動いていますが、税率はA3で固定にしたいため動かしたくありません。

 

このようにコピー時の動きに関係なく、固定させるために使用されるのが$です。

 

この例では$3としていることで、数字にロックがかかり3で固定されています。

 

この例では税率の他にも商品のセルを指定していますが、こちらは数字に$がついていません。

 

そのためB7からB9へと変化しています。

 

絶対参照の切り替えを行うショートカット

絶対参照に切り替える際には$をつける必要がありますが、これを毎回手打ちで打つのは少し面倒です。

 

そんな時はショートカットを使うと簡単です。

 

セルの参照方法はf4キーを押すことで切り替えることができます。

 

セルの参照をしたタイミングでf4キーを入力すると、そのセルのアルファベットと数字のそれぞれに$マークがついて絶対参照になります。

 

またこのf4キーは連続して全部で3回変化します。

 

慣れると簡単にセルの参照ができるようになるはずです。

 

複合参照とは?

ここまで「相対参照」と「絶対参照」を紹介しましたが、実は他にもう1つ「複合参照」というセルの参照方法があります。

 

これはアルファベット、または数字のどちらか片方だけを固定して動くという参照方法です。

 

どんな時に使われるのかというとセルのコピーを縦だけでなく、横に対しても行うケースで用いられます。

 

こちらも例を使ってみてみましょう。

 

以下は日本の税込み価格を表示させた結果です。

式は以下の通りになっています。

 

ここでスウェーデンの税込み価格を表示させるために、日本の税込み価格を表示させている関数を右にドラッグさせてみます。

 

 

本来税抜き価格の100に対して、1.25をかけて125になるはずが、121とおかしな結果になってしまっていますね。

 

ここで税込み価格(スウェーデン)の値を表示させている式を確認すると「C7*$A$3」と出力されます。

 

C7のセルに日本の税込み価格を出力する際に「$A$3」と絶対参照にしているためAが固定されてしまい、スウェーデンの税率ではなく日本の税率がかけられてしまっています。

 

本来はC7のセルの出力は縦方向には固定して横方向では固定させないというのが正しいですね。

 

これを正しくするためには、「A$3」として上げる必要があります。

 

こうすることで、セルのコピーにあわせて縦は固定し横は連動して変化させることができるようになります。

 

このように$をアルファベットまたは数字の片方だけにつけて片方だけを固定することを「複合参照」といいます。

 

まとめ

今回のポイントをまとめます。

 

・$はセルの参照で絶対参照を指定するために使われる記号。

・$がついたアルファベットまたは数字は、セルのコピーをしても式の参照が変化しなくなる。

・$は「絶対に動かさない」と覚える。

 

以上、エクセルにおける$(ドルマーク)の使い方でした。

 

今回の記事が参考になれば幸いです。

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